第13回 大演芸まつり その2 2002年5月6日
仲入り後は、当協会と日本演芸家連合(演芸連合)各団体の代表幹部が行う口上です。
太神楽曲芸協会からは会長の翁家喜楽、相談役の翁家和楽が並び、
演芸連合会長の春風亭柳昇師(落語芸術協会)、さがみ三太師(漫才協団)の4名でした。

口上(左から さがみ三太、翁家喜楽、春風亭柳昇、翁家和楽)
口上が終わって一端中幕が降り、次に幕が開くと大勢が傘の上で鞠を廻しながら登場。
傘の曲バラエティの始まりです。
今回は今までにない趣向で、いくつか品物を用意し、お客様にそれらを廻す人と物を
指名して頂くというゲームに若手が挑戦。
一から十まで番号の振ってある袋があり、その中身が何かはお客様も若手も知りません。
仙一、勝丸、正二郎、和助、仙三の5人から1人を選び、続いて袋の番号を選びます。

傘の曲バラエティ・オープニング / 番号の付いた袋
まず最初に声が掛かったのが鏡味正二郎。品物は塩化ビニールの植木鉢セットでした。
通常は一定の軌道で廻すことが可能な品物を使うのですが、造花のついてる植木鉢などに
それを望むべくはありません。
しかし鉢を横にしてどうにか廻すことに成功。
続いて翁家和助にリクエスト。
指名された袋の中身は丸い提灯でしたが、これは比較的廻しやすく、簡単に成功しました。
次は鏡味仙一で、品物がトイレットペーパーという無茶な物。
傘に対して一定の軌道が確保されるよう、横ではなく縦に無理矢理廻したところ、これもどうにか成功。
続いて翁家勝丸と「鯉のぼりセット」。
傘の頭頂部に小さな鯉のぼりを立て、実際に廻すのは風ぐるまでした。これまた辛くも成功。
最後は鏡味仙三とコンパクトディスク(CD)です。
これはもう最初から丸い形状ですから、なんなく成功。ついでにケースに入れたまま廻してみたり。
ところでこのリクエスト大会ですが、実は指名された人が失敗すると墨やマジックで顔に
×を書かれてしまうというルールなのです。
審査員はお客様と鏡味仙三郎。
しかし結局のところ成否に関わらず仙三郎が×を出すというパターンに。


いろいろなモノを廻す若手たち
最後は顔中に落書きされた若手たちが、翁家喜楽会長へリクエストという反撃。
選ばれた袋から出てきたのはなんとお寿司の飯台。しかも見本用の寿司が並んでいます。
これは大変に重いものですから、最初は苦労していたようです。
しかしさすが会長、途中からは軌道にのって見事成功。
締めは若手全員で升を廻して終了。初めてにしては大変盛り上がったと思います。

翁家喜楽の飯台廻し / 升を廻して終了
次に三増巳也による曲独楽。
糸渡りの独楽、衣紋流し、かざぐるま等を華麗に披露しました。

三増巳也の曲独楽
曲芸アラカルトは、みす乃家南玉の「くわの曲芸」、翁家喜楽、小楽の「たまご落とし」、
鏡味仙三郎、みす乃家南玉の「かごまり」が立て続けに演じられていきます。

曲芸アラカルト:くわ / たまご落とし / かごまり
フィナーレの最初に若手が登場して軽くご紹介。
続いて翁家和楽、喜楽、小楽、鏡味仙三郎の4人による輪の十文字~4人連携の曲どり。

若手が登場してカラースティックをとる

輪の十文字 / 4人連携の曲どり
そのまま出演者全員が登場。
手に手に道具を持って一斉に曲芸を開始し、掛け声で一同終了。

出演者全員で一斉に曲芸
最後は全員並んでお客様にご挨拶。

一同並んでご挨拶「ありがとうございました」
と、このような流れで万事つつがなく終演を迎えました。
今後もいろいろなコーナーを企画して参りますので、どうぞご期待ください。
